2009年03月13日

世界金融危機

1929年、第一次大戦後の好景気で発生した金融バブルが崩壊。ニューヨーク市場の株価が暴落し、世界は大恐慌に突入した。米国の失業率は25%に達し、世界的な不況は4年間続いた。

再び米国から始まった今回の金融危機は、あっという間に世界経済を混乱に陥れた。今では、80年前の大恐慌よりも深刻と言われている。危機の深さと広さを示す株価の下落には底が見えない。株価は一年前と比べ、日本では実に60%、米国では50%下落した。

金融危機の背景の1つには、実体経済の4倍にまで膨れ上がった、投資マネー(金融資産)の急拡大 - 金融バブル - が起きていたことにある。その金融バブルのはじけた要因は信用収縮である。

金融バブルはまたの名を信用バブルともいう。それの示唆することは、信用がもともとあったということだ。しかしながらその信用と呼ばれるものは、単に自分に向けられた利己的な利益の見込みがあるというものなのだ。それは、本来の意味の信用とはまったくの反対である。なぜなら信用とは相互的に保証をすることだからだ。利己的な利益とはゼロサムである。その意味は、利益がもう一方の損失から生まれているということだ。信用バブルとは名前だけでまったくの実体を伴わないものなのだ。したがってそれが崩壊したのは必然であったといえる。

表面的には、米国の住宅価格の下落や、その不良債権の隠れ蓑になった証券化商品の取引であるが、本当の根源は、人間のエゴイスティック(利己的な)性質である。人間の自己 中心的性質(エゴイズム/利己主義)を是正しないかぎり、危機の根本的解決にはならないだろう。万が一経済に回復の兆しが見られるようになったとしても、その誤 った人間関係の膿みは、より深刻な形(飢餓、疫病、戦争、自然災 害)で私達のまえに具現化するだろう。

世界で行われている公的資金投入などの対策は、末期患者にモルヒネを打つようなことで、単に経済システムの“死”を待っているようなことだ。私達は本当の”病原”である人間のエゴイズムを自覚しなくてはならない。しかしこれはやっかいである。それは、自分のエゴの自覚症状が、自分の体の外に現れるからだ。そう、金融危機や、他の形の苦しみとしてだ。実際に薬(カバラ)は入手可能であっても自分が病気だと自覚しなければ、その薬を飲もうともしないのは当たり前と言える。最後のカバリストのRabashは、何度も言っていた。「薬屋で売っている薬を買うための願望は、どこで買うことができるのか?」と。

今現れている金融危機は、人間のエゴによる誤った人間関係の症状の1つだ。私達は早くそのことに気づき、自分のエゴを是正し、それを正しく使うことで、他者との正しい人間関係を築かなければならない。自己ではなく、他者だけを配慮する真の心と心の繋がり。それは私達を閉じ込めるエゴイズムの牢獄から、私達を解放する。


もっと知りたいと思った方はこちらのサイトをご覧ください
ブネイ・バルーフ カバラ教育研究所
Bnei Baruch Kabbalah Education & Research Institute
マイケル・ライトマン博士のブログlaitman.com
YouTube日本語字幕つきビデオ
www.illuzia.net(日本語)

posted by watermouth99 at 06:01| Comment(0) | 経済・社会・暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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